こんにちは。スミレ(母)とレモン(娘)です。当ブログを訪れていただき、ありがとうございます。
小学生のレモン(娘)は、今年の夏にオーストラリアのゴールドコーストにあるAICOL(Australian International College Of Language)で3週間の短期留学をしました。スミレは最初の1週間だけ一緒に通い、親子で同じ校舎に通うという貴重な経験に。
日本人が多い時期と聞いて少し不安もありましたが、実際に通ってみると予想とはまったく違う経験が待っていました。クラス替えや、環境の違いに戸惑う瞬間もありながら、レモンは3週間を通して少しずつ自信をつけていきました。
この記事では、親子でAICOLに通ったリアルな体験、クラスの雰囲気、日本人が多い時期でも伸びた理由などを、正直にまとめています。これからお子さんをAICOLに通わせたい方の参考になればうれしいです。

この記事はこんな方におすすめ!

AICOLを選んだ理由
AICOLを選んだ理由はいくつかあります。
まず、レモンが「ママと一緒に語学学校に通ってみたい!」と言ってくれたこと。
ゴールドコーストで、親子が同じ校舎で授業を受けられる学校は私が調べた限りではAICOLだけで、ここならレモンも私も安心して通えると感じました。

さらに、事前にメールで問い合わせをしたときの対応がとても丁寧でした。私が「日本語で質問できますか?」と聞いたところ、
日本人スタッフもいるけれど毎日は出勤していないから、
英語で質問してくれた方が早く返事ができるよ。
スミレの英語は十分伝わっているよ、大丈夫。
と励ましてくれ、その言葉がとても心に残りました。
また、昨年レモンはゴールドコーストの公立小学校に短期留学しましたが、内容がかなり難しく感じたこともあり、今回はもっとレモンに合った環境を探していました。
そしてもうひとつ大きな理由は、その時に滞在したAirbnbのホストが本当に親切で、もう一度会いたいと思えたこと。
その出会いも後押しとなり、私たちは再びゴールドコーストに行くことを決めました。
レモンが選んだコース(3週間)
レモンは3週間の滞在中に、AICOLのYoung Learners コース(通常コース)と Summer Camp(サマーキャンプ)両方を体験しました。
- 1週目 → Young Learners(通常)
- 2週目 → Summer Camp(アクティビティ多め)
- 3週目 → Young Learners(通常)
サマーキャンプは拘束時間が長く、放課後のアクティビティや土曜日の遠足もあり、「毎週だと疲れてしまいそう」と思ったので、うちは1週だけ参加させました。

AICOLに事前に確認したところ、Young LearnersとSummer Campは授業時間が同じで、同じクラスで受けられると説明がありました。そのため、途中の週だけサマーキャンプに参加しても、負担なく切り替えができるとのことでした。
日本人が多い時期だった

私たちが行ったのは、夏休み真っ最中。AICOLに限らず、この時期の語学学校は日本人が増えるそうです。
レモンの最初のクラスは、約90%が日本人。クラスでは自然と日本語が飛び交う状況でした。
これは学校側の問題というより、時期による“あるある” だと感じます。
2週目は孤独なランチも

2週目から私は学校に同伴しなくなり、レモンはひとりでランチを食べる日もありました。
クラスの誰とも話さない日もあって、スミレはとても心配で先生に相談しました。
すると翌日から、先生が昼休みに早めに来てくれて、レモンが他の子と遊びやすいように声をかけてくれたそうです。
学校側のこうしたフォローはとてもありがたかったです。
レモンのクラス替えの時、先生が真剣だった
レモンは最初のテストでは点数が伸びず、最後の週にあったクラス替えのとき、比較的やさしいクラスに入りました。でも授業が簡単すぎると感じ、クラスを上げたいと相談。
クラス分けを担当する先生は、レモンに直接しっかりと英語で話しかけ、
「私の言っていること、わかる?」
と確認していました。
先生の話し方が少し強く、レモンも緊張していて、私は横で心配で胸が締めつけられました。
でもその先生はレモンの本気を見たいという気持ちで向き合っていたのだと思います。
普段は強く要望したり、自分から「やりたい」と言えないレモンですが、この時はがんばって単語をつなげて思いを伝えました。
その姿にとても成長を感じました。

レモンががんばれた理由
レモンの「上のクラスに挑戦したい」という気持ちは先生に届き、試しに上のクラスに入れてもらえることになりました。
授業を受けたあと、担任の先生からは
とポジティブなコメントをいただき、その後も上のクラスで過ごすことができました。


AICOLでの3週間──レモンの成長ストーリー

クラスにも慣れ、少しずつ友達もでき、最終週のレモンは毎日笑顔で学校へ。
「今までで一番楽しかった!」とニコニコで話してくれました。
あの最初の緊張していた姿からは想像できないほどの変化。レモンは自分で壁を越えたんだと実感しました。
一人で英語でアイスを注文できた瞬間

クラスが上がってから、レモンの中で少しずつ英語を話す勇気が育っていきました。
ある日、サーティーワン(オーストラリアでは「Baskin Robbins」と呼ばれています)に行ったときのことです。
スミレはあえて後ろから離れて見守ることにしました。
するとレモンは、一人でカウンターへ行き、英語で 「Can I try this one?」 と試食をお願いし、味見をしてから注文までできたのです!
たった数週間前まで、英語を話すのを怖がっていたレモンが、ひとりで堂々と英語でやり取りしている姿を見て、本当に胸がいっぱいになりました。
帰国後の一言:「ママ、だいたい分かってたで」
正直、オーストラリアではスミレはずっとレモンの“通訳係”でした。先生の説明も、周りの会話も、なるべく分かるように全部日本語にしていたんです。
でも帰国して数日後、レモンがポツリ。
「ママ、あれな、だいたい分かってたで」
……え、はよ言うてよ!!(笑)
急に英語が話せるようになったわけではないけれど、英語を“聞いて理解する力”がしっかり育っていたことが分かった瞬間でした。
英検5級に合格!
オーストラリアで勇気を出して行動し、“なんとなく理解できる”感覚をつかんだレモン。
帰国後、挑戦した英検5級にも無事合格しました。
短期留学で劇的に話せるようになるわけではないけれど、確実に英語への抵抗が減り、自信が芽生えた。AICOLでの3週間は、レモンにとってそんな時間でした。
レモンは、英検直前は、今も続けているQQ Kidsで英検コースを受講しました。
まとめ:AICOLで得たのは「英語力」よりも「勇気」
今回の留学で一番大きかったのは、レモンが“英語で人と関わる勇気”を手に入れたこと。
これはテキストでは絶対に得られなかった経験です。
不安な日もあったけれど、先生方がしっかり支えてくれたおかげで、「最後の週が超楽しかった!」という最高の思い出で締めくくることができました。

