「あなたのためにがんばります」
「あなたに稼いでほしいんです」
こんな情報発信者さんをみかけたときに、
この偽善者!お前が稼ぎたいだけだろ( ゚д゚) 、ペッ
あるいは、
こんなふうになれない…この人とはちがう…無理…
と思うとしたら。
実は、「人になにかしてもらうのが苦手」じゃないですか?
当てはまらない人もいると思う…
けど、ひとつの考えかたとして読んでいただくと、あなたのビジネスの参考になるかもしれません。
…ならないかもしれません。(どっちだ)
窮屈そうな姿をみたくない…けど?
私、「人になにかしてもらうのが苦手」の世界代表くらい苦手なんですけどね。
たとえば、お気に入りのYouTuberさんが、
「視聴者さんにたのしんでいただける動画を作れるようにがんばります」
と言いだしたら、私は即刻チャンネル登録を解除すると思うんですよ。
理不尽かもしれませんが、
いやいや、あなたが好きなことをしていてほしいんだよ…
私は、あなたが好きなことをしている姿をみていたいんだよ…
と思う。
あと、コメント欄にその発言を喜ぶ視聴者がいれば、冷ややかな視線を向けてしまう。
どうしてこういう気持ちになるのかな…
と考えると、「窮屈」を勝手に感じているんですよね。
視聴者の期待に応えようとすることで、縛られているというか、自由を奪われているようにみえる。
窮屈な人間、みたくない…
― 解除 ―
なんだろうな、と。
実際、当のYouTuberさんは窮屈なんて感じないかもしれませんし、勝手な想像ですが…
私自身が、なににも縛られたくないんでしょうね。
だから、人が縛られている気配にも敏感になる…というか。
でも、よく考えれば…
YouTuberさんは「仕事中」なんですよね。
私はプライベートで動画をみていますが、YouTuberさんは仕事として動画を投稿しているわけで。
本当は鼻くそほじりながら、
「視聴者さんにたのしんでいただける動画を作れるようにがんばります」
のシーンを編集しているかもしれませんし。
そう考えると、私は安心する…
意味不明かもしれませんが。

全人類、自由に生きていてほしい。(願望)
とあるキャバ嬢の話
「あなたのためにがんばります」
「あなたに稼いでほしいんです」
こういう情報発信者さんたちも、プライベートの話はしていないんですね。
奉仕の精神を持つ善人を装っているのではなく、「ビジネスの約束」をしているにすぎません。
がんばります派の人たちは、そういう理念とキャラクター設定でビジネスをやっている…というだけです。
たとえば、ものすごくお酒に強いキャバ嬢の話で。
お店では、ガンガン飲み倒すし、飲むのもまったく苦ではないんですって。
「お酒大好き!」とよく発言するし、お客様にもそれがウケていると。
でも、プライベートでは、ひとくちもお酒は飲まない。
なぜなら、プライベートで飲んでも1円にもならないから。
この話、どう思いますか?
プライベートな姿をみて、「『お酒大好き!』は嘘だったのか」と責めたりしませんよね。
(え、責めませんよね?)
情報発信者と情報受信者
情報発信者の反対を、「情報受信者」と呼んだりするそうです。(すごい皮肉だと思う)
- 情報発信者…仕事中
- 情報受信者…プライベート状態
これ↑、伝わりますか?
情報発信者は仕事として発言しているのに、情報受信者は「情報発信者のプライベートな発言」と捉えちがえてしまうことがあるんですね。
無自覚のうちに、仕事とプライベートを混同している状態です。
- この偽善者!お前が稼ぎたいだけだろ( ゚д゚) 、ペッ
- こんなふうになれない…この人とはちがう…無理…
この想いは、プライベートな視点であり価値観じゃないですか?
まわりを見渡してこういう想いになるとき、気付かないうちに「情報受信者」になっているのでは…と思うんですよ。
というか、過去の私がそうでした。
「仕事人格」と「仕事の内容」
稼ぐためにはビジネスを展開しなければならなくて、つまり自分が「情報発信者」になる必要がありますよね。
を切り分けて、切り替えないと、仕事はできない(=稼げない)と思います。
でも、どこで切り分けるのかは自分次第なのが、ネットビジネスのいいところで。
私の場合、やっぱり「人になにかしてもらうのが苦手」の想いが強いので、いくら仕事といえども奉仕型のキャラクター設定には抵抗があるんですよ。
自分が苦手なことは、人に向けてもできないので…
「ギブの精神!」とか死んでも言えない。(死んだら言えませんが)
ギブしたくないのではなくて、仕事においてギブの精神は持っていますが(本当に!)、キャラクターとしては打ち出さない。
- 仕事上の人格
- 仕事の内容
このふたつは別物なんです。
話が取っ散らかりましたが、
- 情報受信者の視点で世界をみないほうがいい
- プライベートと仕事モードの切り分けが必要
- 「稼ぐ=いい人間にならなければいけない」ではない
仕事上の人格も大事ですが、仕事の中身で勝負できるように、選ばれるようになりたいですね。