こんにちは。スミレ(母)とレモン(娘)です。当ブログを訪れていただき、ありがとうございます。
母の一言から始まった、スミレの『SATC』人生。一人暮らしを始めて、まだ慣れない部屋で過ごしていた頃。よく遊びに来ていた母が、ある日ふとDVD BOXを差し出しながら言いました。
「おもしろいドラマがあるよ。」
その一言がきっかけで、スミレは初めて『Sex and the City』の世界に足を踏み入れました。再生ボタンを押した瞬間に広がったニューヨークの街の輝き、4人の軽やかな会話、甘い恋とほろ苦い現実。気づけばスミレは、キャリーたちと一緒に笑い、泣き、恋に落ち、失恋し…『SATC』は、スミレの20代も30代もずっと隣で歩いてくれた物語になりました。
恋に落ちた日も、心が折れそうな夜も、何かを選びとる勇気がほしい時も。彼女たちの言葉や、マンハッタンの景色、そしてあのマノロ・ブラニクのパンプスが、そっと背中を押してくれた気がします。
この記事では、スミレが20年以上愛し続けてきた『SATC』の魅力と、実際に訪れた聖地巡礼スポット、そしてスミレが大切にしているマノロのパンプスについて、思い出と一緒に紹介していきます。

この記事はこんな方におすすめです!
私が『SATC』を20年愛し続ける理由
『SATC』を観始めてから、もう20年以上が経ちます。
恋愛の仕方も、働き方も、友達との関わり方も、人生そのものも変わったけれど、なぜか“好き”は変わらない。むしろ年齢を重ねるほど、もっと深く好きになっている気がします。
シャーロットに憧れ、そして今はもっと共感するように
当時のスミレは、華やかなキャリーやサマンサに目を奪われながらも、心のどこかで一番惹かれていたのはシャーロットでした。控えめで、品があって、愛情深くて、家族を大切にする姿。「こんな女性になりたいな」って思わせてくれた存在です。
そして、結婚・出産・育児を経験した今、かつて憧れだったシャーロットの“揺れ動く気持ち”が、昔よりもっと分かるようになりました。
完璧に見えても不安になるし、家族を想う強さがときに自分を苦しめることもある。
そんなシャーロットのリアルさが、今のスミレの心にそっと寄り添ってくれます。

気づけば私の“好き”が全部SATCにつながっていた
SATCを見ているうちに、自然と好きになったものがいくつかあります。
kate spade
ドラマの影響を受けたのは間違いなくシャーロット。彼女の上品だけど遊び心のある雰囲気と、kate spade の世界観が重なって見えました。
SATCの影響で、私自身いつからかkate spadeが大好きに。ニューヨークに行ったときは写真を撮り忘れてしまったのですが(悔しい…)、kate spadeのお店があると立ち寄ってしまいます。
オーストラリアのハーバータウンでも「どんなアイテムがあるんだろう?」と思わず足を止めてしまったほど。
こういう“旅先でつい寄ってしまうお気に入りブランド”があるのも、SATC の影響なのかもしれません。
マノロ・ブラニク
キャリーの代名詞とも言えるマノロ。
ピンヒールでカツカツ歩く彼女を見て、「いつか私も買いたい」と夢見ていた頃を思い出します。
※私が買ったのは SEDARABY。キャリーのものとは違ったけれど、それでも“私のマノロ”として一生の宝物。


サントラCD

家で聴くだけで、キャリーのナレーションが聞こえてきそう。一番最初に買った海外ドラマのサントラがSATCでした。
お気に入りは、Chicago の 「If You Leave Me Now」。
キャリーが恋に悩み、心がボロボロになっていた夜。そばにいたのは、大親友スタンフォード。
キャリーとスタンフォードは、ほとんど言葉を交わさずにそっと手を取り合い、ゆっくりと踊り出します。恋人ではなく、家族でもない。
でも“本当の味方”ってこういう存在なんだと感じさせてくれる、SATCの中でも屈指の胸に沁みるシーン。
そして2009年。母の還暦祝いをNYで迎えることに
SATCが好きすぎるスミレ。そして、そのきっかけをくれた母の還暦。
「絶対ニューヨークに連れていきたい!」
そう決めて計画した旅でした。
旅行前には、当時ネットで売られていた、SATCmap Hyper! を購入し、現地の日本人ガイドさんが案内してくれるSATCツアーにも申し込みました。
これを開くだけで胸が高鳴ったあの日。母と一緒に“憧れの街”を歩けるなんて、夢のようでした。

SATCロケ地ツアー(1日目)
PASTIS

ここはファンなら絶対に外せない場所。
キャリーのアパートの階段(Perry Street)

SATC巡礼の頂点。ここは本当に「震える」スポット。
マグノリアベーカリー


カップケーキブームの火付け役。ここに来ると“NY女子”になれた気がする。
サマンサの家の赤いドア

サマンサらしい大胆な色使いのドア。この前で写真を撮る人が多いのも納得。でも、落書きが多くて驚きました…
SOHO HOUSE

外観だけでも“ここは特別”と感じさせる会員制クラブ。ミランダが入りたくて仕方なかった、あの名シーンを思い出す場所です。
マノロブラニク

あの憧れのManolo Blahnikのニューヨーク本店(717 Madison Ave)で、キャリーに憧れて手に入れたパンプス――今も大切にしています。
奥にはセール品もあり、ツアー中は時間が限られていたので、後日ゆっくりショッピングを楽しみました。
翌日は母とふたりで“地図を頼りに巡る旅”
ツアーが終わった翌日。私たちはSATCマップを片手に、ゆっくり歩いてニューヨークを散策しました。
図書館、エンパイアステートビル、キャリーが出てくる地下鉄、ウォール街、スティーブのバー、パトリシアフィールド……。




「この街に、キャリーたちが生きていた世界があるんだ」そう思うだけで胸が熱くなったのを覚えています。
SATCは、私の人生にずっと寄り添ってくれるドラマ

20年前に母が教えてくれて、スミレが母をニューヨークへ連れていった。
そして今は、シャーロットに共感できる自分がいて、子育ての合間にサントラを聴けば、またあの世界に戻れる。
SATCは、人生のステージに合わせて違う顔を見せてくれるドラマ。
だからスミレは、これからもきっとずっと見続けると思います。
ニューヨークで泊まった思い出のホテル

ホテルの入り口で母と記念写真を撮っていたときの一枚。ドアを開けてくれていたドアマンの方が、とても優しくて快く写真を引き受けてくれました。
そしたら、タイミングよくもう一人のドアマンが中から出てきて…まるで腕が4本あるみたいに見える奇跡のショットに(笑)
ニューヨークのホテルって、こういう人の温かさがあって好きだな、と改めて感じた瞬間です
スミレと母が泊まった「New York Helmsley」は現在は「The Westin New York Grand Central」として営業しているようです。アクセスも良く、SATC巡礼にも使いやすい立地でした。
おわりに:この旅を誰かの“憧れのきっかけ”に
この記事を読んで、
「いつかニューヨークに行きたい」
「SATCを見返したくなった」
そんなふうに感じてもらえたら嬉しいです。
ちなみに、キャリーたちは続編『And Just Like That…』で今もニューヨークに生きています。私はまだ見ていないのですが、SATC時代の輝きがやっぱり特別で、まずは本編への愛を書かせていただきました。


